セラピストになった頃の私は、
お客様は技術に
お金を払っていると思っていました。
だから
技術を覚えることに必死でした。
新しい手技を学び、
技術セミナーに参加し、
少しでも上手くなろうとしていました。
もちろんそれは大切なことですし、
今でもあの時の学びが
無駄だったとは思っていません。
が、
セラピストを続けてきて思うのは、
お客様は
技術だけに
お金を払っているわけではないということです。
例えば、
施術が始まる前の挨拶。
カウンセリング。
お部屋の空気感。
タオルの肌触り。
声のトーン。
触れ方。
施術中の安心感。
そして、
施術が終わった後の時間。
お客様はそのすべてを感じています。
どんなに技術が上手でも
雑な触れ方をされたらどうでしょう。
どんなに技術が上手でも、
落ち着かない空間だったら?
どんなに技術が上手でも、
話を聞いてもらえなかったら?
私は、
お客様が毎月サロンで、
お金を払ってくれているのは
「技術」にだけではなく
そこに「体験」が
あるからだと思っています。
サロンに来るまでの時間。
施術を受けている時間。
サロンを出た後の余韻。
そのすべてを含めた体験です。
だから私は、
セラピストとして
施術を磨く。
触れ方を磨く。
言葉を磨く。
空間を磨く。
自分自身を整える。
これらすべてが、
セラピストとしての技術だと思っています。
だから手技や資格の多さよりも
お客様が
”どう感じるか”
安心できた。
落ち着いた。
身体が軽くなった。
また来たいと思えた。
そうしたお客様の
感情に目を向けています。
技術を学び続けているのは、
手技を
増やしたいからではありません。
もっと安心感を届けたい。
もっと心地良い時間を作りたい。
もっと信頼していただける
セラピストになりたい。
そんな想いがあって学び続けています。
もし今、
技術に自信がないと感じているなら、
手技を増やす前に
考えてみてください。
お客様は何にお金を払っているのだろう?
その答えを考えることが、
選ばれるセラピストへの
第一歩なのかもしれません。
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